研究科長のあいさつ

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研究科長のあいさつ


社会情報学研究科長
稲積宏誠

 21世紀は、新しい知識・情報・技術が、政治・経済・文化をはじめとする社会のあらゆる領域で、活動の基盤としての重要な位置を占める、いわゆる「知識基礎社会」の時代だと言われています。このような時代に活躍できる人材は、情報科学の習得・体得に加えて、豊かな人文・社会科学の知識を身につける必要があり、つまりは文系、理系の枠を超えた高度な見識を有することが望まれます。
 以上のような時代背景のもと、青山学院大学では、社会科学系の教育研究を基本としながらも、数理的な素養を重視する社会情報学部を2008年4月に設置しました。そして同時に大学院には「社会情報学研究科」を設置いたしました。
 社会情報学研究科社会情報学専攻(博士前期課程および博士後期課程)では、社会情報学分野における卓越した能力を有し、先見性・創造性・独創性に富んだ高度な人材養成を目的とします。具体的には、理学、情報科学、経済学、経営学、教育学といった多様な視点を持ち、自らが総合的・包括的に問題解決を図れる能力を身につけます。特に本専攻の博士前期課程では、「社会情報学」と「ヒューマンイノベーション」の2コースを設置し、それぞれに独自性の高い学問を展開します。
 社会情報学の持つ高い学際性を考慮し、入学者は社会情報学部の卒業生に限定されることはなく、既存の他学部、あるいは他大学の学部の卒業生、さらには社会人の方も大歓迎です。

社会情報学コース

 社会情報学部での4年間の学びの延長線上に設けられる学問を追究するコースです。社会情報学と呼ばれる学問分野は、従来の文系・理系の枠にとらわれない幅広い視野のもとで、現代社会の問題点にアプローチすることが必要となります。そこで本コースでは、「社会科学系からの視点」「人間・社会・情報融合系からの視点」「情報科学系からの視点」といった多角的な観点から現代の問題を発見し、それらを自らの力で解決できる高度な人材を養成することをめざします。

ヒューマンイノベーションコース

 教育機関、公益・非営利団体、企業法人などですでに職を持つ”職業人”の受け入れも想定し、自分のフィールドや活動を見直したり、再構築したりなど、組織の変革ができる人材の養成を目指すコースです。「学習学(主体的に問題に取り組み、その取り組みを通して人々とともに学ぶ能力)」や、「構想学(問題の発見・解決につなげるための協働的な場や仕組みを作り出す能力)」といった本コース独自の学びをベースに、教育課程を構築。また、情報通信技術(ICT)を駆使した学習環境の充実にも注力します。